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スマートホンは電話と言いつつも実質コンピューターです。
当然パソコンのように使うことも可能です。
しかし、画面も小さいし、文字入力しにくいです。
そこでモバイルモニターとキーボードを繋げば良いのですが、これを一つにまとめて、持ち歩きしやすくしたのが、このmirabookです。

良いところ
メーカーはフランスのmiraxess社が製造販売しています。
フランス製だけあって質感も良く格好いいです。
天板蓋裏のロゴやキーボードが光るのがおしゃれです。
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設定済みのスマホならUSB-Cケーブルを繋ぐだけで、使用できます。

画面もフルハイビジョン(HD、1080P) で、かなり綺麗で明るいです。

また、HDMI端子があり、外部モニターへの出力ができます。
パソコンとつないでも、機能を活用することが出来ます。

コンプライアンスを回避出きる
コンプライアンスから私物PCの持込みを禁止している会社は多いですが、スマートホンの持込みは許可している会社は多いです。
そこでmirabookをスマートホンのアクセサリーとして持ち込めば便利です。
モニターとキーボードだけというmirabookの特性が生かされます。


悪いところ

価格が高過ぎます。
24,000も出せば4Kのモバイルモニターが買えるのに、HDで定価54,800円は高過ぎます。
私は18,160円で購入しました。この値段なら人柱でも良いかと。

音が悪いです。
mirabook自体がノートブック形態で筐体が小さく、スピーカーの音が悪いのはしょうがないのですが、スピーカー端子をオーディオにつないでも音が悪い。
mirabookをパソコンにつないでデバイスマネージャーで音源チップを確認しましたが、名前を返してきません。
ハードウェアIDで検索すると、unitek Y-247Aという音源チップのようです。
このチップは、16bitまでというCD音源すら再現できない安物チップです。
動画再生などする際には、スマートホンの音源チップの方が優秀である可能性が高いので、スマートホンに外部スピーカーをつないだ方が良い音がします。

電源関係が不安定
同梱されている電源アダプターであれば問題ないのですが、市販のUSB電源アダプターを使うと問題が発生します。
スマホを接続させてから電源アダプターをつながないと、電力を受け付けまえせん。
しかも、PD(パワーデリバリー)対応の端子につなぐ必要があります。
電池を使い切ってmirabookが起動できないと、市販の充電方法では充電できません。
こまめに充電するか、同梱のアダプターを持ち歩く必要があります。

スマホを選ぶ
mirabookが使えるスマートホンの条件が厳しいです。
USB-C端子から画像出力が出きる(displayportdisplayport対応)のスマートホンである必要があります。
これは結構ハイエンドなスマートホンということになります。
私はシャープのR5Gで使用しています。

というわけで使いこなしの難しい商品です。